昭和の想い出。バタークリームと生クリーム～和楽紅屋～＠品川

テレビのバラエティ番組で、『あの人に会いたい』みたいな企画があるでしょう？


わたしにも会いたい人がいます。


幼稚園から小学校3年生の夏まで、同じマンションに住んでいた、幼馴染。


わたしが転校してからも、ちょくちょく会ってはいたんだけど、


お互い中学、高校になると疎遠になってしまって。


ご両親が離婚されたとかで、その後の行方が分からない。


一度、20歳くらいの時に、わたしがアルバイトしていた割烹料理店に彼女が偶然お客さんで来たの。


彼女は、20歳のわたし達のキャピキャピしたような恰好ではなく


ドレッシーな恰好で、お相手は随分年上の男性で、


いわゆる『同伴出勤』だったんだと思う。


わたしはそんなことより、彼女に会えたのが嬉しくて、声をかけたのだけど


彼女はわたしの方を振り向きもせず、小一時間でお店を出て行ってしまったの。


そしてそれ以来一度も会っていない。


最後に会ったのは高校卒業した時。それもまた偶然に、上大岡の駅で。


少しの時間、お茶を飲んでお喋りしたんだけど


その時、彼女は漫画家になりたいって言ってたのよね。


子供の頃からすごく絵が上手で。


おまけに目がお人形みたいにクリクリを大きくて、美形で、


当時、引っ込み思案で内向的だったわたしとは正反対に明るくて


わたしの憧れで、大好きだったのよね。


バイト先で出会った時の影のある横顔が今でも忘れられなくて。


元気かな、どうしてるかな。


今日、どうして彼女の事を思い出したかっていうと、


ＳＤカードの写真データを見ながら、どの記事をアップしようか眺めていたら


生クリームのスイーツに目が行ったから。


子供の頃、バースデーケーキって言えばバタークリームで作られた物が多くて
（昭和産まれなもんでね・・・）


わたし、それが苦手だった。


でも、彼女の誕生会に呼ばれた時は、生クリームのショートケーキだったのよね。
（ちなみに彼女の誕生日は７月１４日だったと記憶してる）


それ以来、家でもケーキは生クリームじゃなくちゃ嫌だってダダこねて。


今でもそのことをすごくよく覚えてる。


だから生クリームのスイーツを見る度に彼女のことを思い出すんだなー。




これは、和楽紅屋 ecute品川店で購入。


和楽紅屋は、和ラスクやクッキーなどの焼菓子のお店なんだけど


この「生粋」は今年の7月に新しく発売された生クリームのお菓子。


ecute品川店と高島屋二子玉川店、それからオンライショップで買えます。




今回購入したのは、プレーンの生クリーム／抹茶／あまおう苺／マロン


なんちゃってのホイップクリームではなく、純生クリームなので、フレッシュ感が違う。






スポンジもしっとりと柔らかくて、美味しい。


やっぱりケーキには、生クリームよね。


あの、昭和のバタークリームは、たべれば胸やけしたなぁ。


なんかピンクの薔薇とか、マジパンで作った動物とか乗っかってて。


そうそう、そういえば、彼女と最後に話しをした上大岡の喫茶店。


長崎屋だったかなぁ。上のフロアにある喫茶店で


ジャンボパフェを二人で食べた。


ジャンボパフェが看板メニューのお店だったはず。


懐かしいな。　　彼女が元気だと嬉しい。


そしてもう一度、どこかで偶然でもいい、再会出来たらいいなぁ。


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