2015-10-28
美しい京野菜と白金豚の蒸ししゃぶに、感動のおもてなし~瓢喜 香水亭~@京橋
最近はワインを呑むことが多いのだけれど、
やはり秋も深まってくると和食と日本酒に、心が揺れます。
今年8月にOPENしたばかりの京橋の和食店 瓢喜 香水亭に行ってきました。

わたしは京浜急行を利用しているので、宝町で下車、駅から3分。
銀座線の京橋駅からは徒歩1分。
画廊が並ぶ通りにシルバーの大きな扉。
一瞬、わたし場違いかも!? なんて恐縮してしまうほど重厚な感じ。
お出迎えの和服の女性が、お部屋に案内してくれました。
全室個室で、わたし達が通していただいたお部屋も、広くてびっくり。

お隣のお部屋の声も聞こえない感じなので接待にはベストなお店ね。

最初の生ビール。デシャップからお部屋の扉を開けて運んで来ている筈なのに
全く泡が減っていない。 これってちょっとした感動。
そして最初のお料理は、料理長の挨拶と説明があり、出だしから期待に胸が躍ります。

<八寸>
松茸近江牛巻き 蟹菊花浸し
胡桃豆腐 絹かつぎ 公孫樹丸十
銀杏 鮑 松葉
石垣零余子 車海老芝煮
なんと美しい。 このお皿一枚に、秋の味覚がぎっしりと。

取り分けて頂きました。
何から食べるか迷ってしまう。
京都のお店らしく、お出汁がとても上品な味で、お浸しにしても
炊いた海老にしても、素材の味が最大限に出されていてとても美味しい。
松茸に近江牛を巻いちゃうなんて贅沢な食べ方、初めて。
松茸も香りよく、歯ごたえもしっかりとあって思わず天を仰いでしまうほど。

日本酒はわたしの好きな黒龍酒造のものが多く揃っていて
これまた心が躍る。
最初は、黒龍酒造の『いっちょらい』を頂きました。
器がとってもお洒落!!
下に氷の入った器、その上にガラスのお猪口。

<温物>清汁仕立て
蟹安平 鯛湯葉巻き 鮑茸 大根 人参 芽蕪 柚子
こんなに小さな蕪、初めて見たわ!! こんなに小さくてもしっかり蕪の味。
蟹安平のふんわりとした食感と、上品に仕上がった鯛、
本当に鮑みたいな歯ごたえの鮑茸、ひとつひとつがしっかりと完成されたお料理でした。

<造り>
金目鯛昆布〆 戻り鰹 水蛸湯引き


金目鯛は煎り酒で。鰹と水蛸は土佐醤油で頂きました。
金目鯛は昆布〆にしてあるので、しっかりとした歯ごたえで、煎り酒でさっぱり。
戻り鰹は良い具合に脂がのっていてねっとりと美味しい。
水蛸は瑞々しく甘味があって、丁度頼んでいたお酒にぴったりでした。

次はお酒を竹酒に。
キンキンに竹の器が冷やされていて、中のお酒も冷えていて美味しい。
ほんのり竹の香りが移ったお酒はすっきりとした辛口。
どんなお料理にも合わせやすい味。
お料理はメインの蒸ししゃぶ。
仲居さんが運んで来た、特注で作ったというせいろ蒸し鍋を覗いて思わず歓声!!

綺麗~!!お花畑みたいっ
デートならば、花束貰うよりも嬉しいかも!?
この蒸ししゃぶ、わたしはこんな風に頂くのは初めて。
<蒸ししゃぶ>
白金豚 肩ロース ロース
季節京野菜
白菜 キャベツ 九条葱 水菜 紅芯大根 芯取菜
えのき 椎茸 黄菊 京菊菜

最初は肩ロース。
美しく、さしの入った白金豚。
これを仲居さんが、野菜のお花畑に並べてくれます。

蓋をして、丁度蒸しあがったタイミングで、再び仲居さんが登場。
取り分けてくれます。

お肉でたっぷりの野菜を巻いてくれてます。
それをお店のこだわりのお出汁で頂くのだけど、これが最高に美味しい!!

歯ごたえがいい具合に残った京野菜は甘味があり、
上品な脂の白金豚は柔らかくて、これはいくらでも食べられそう!!

次はロース。

肩ロースよりもしっかりと豚肉の味が感じられるお肉。
普通のしゃぶしゃぶは、お肉の脂がお鍋に流れてしまうけど、
この蒸ししゃぶは、野菜がしっかりと脂を吸ってくれていて
豚の旨味をしっかりと味わえて、とても贅沢な気分。


お酒もの器もあっという間に空に。
黒龍の『なごり』 これを呑むのは初めて。
すっきりとした飲み口で呑み飽きない。

<箸休め>
河豚しずり酢和え
しずり、とは雪のようなこの大根おろしのことだと思うのだけど
酸味が柔らかいお酢和えで、前のしゃぶしゃぶからさっぱりとリセット。

次のお酒は黒龍の純米吟醸
どの器も、「わぁ 綺麗!!」 そう言ってしまうものばかり。
こういう演出っておもてなしの心よね。
仲居さんの立ち居振る舞いも、接客もとてもよく、
食事の間中「あ、今来て欲しいな」って思う前に、お酒のお替りを聞きに来てくれたり
お料理を運んでくれたりと、本当に至れり尽くせりで文句の付けようが無い。
わたしも昔、仲居の経験があるけれど、その頃のわたしとでは雲泥の差だわ。
仲居さんの存在で、更にお料理やお酒が美味しくなるって言っても過言じゃない。
ホントにいい気分だった。
そして〆の食事でまた感激。

<食事>
秋刀魚 茸炊き込みご飯 赤出汁 香の物
ずっと食べたかった秋刀魚ご飯!!
秋刀魚が終わっちゃう前に食べられて良かった。
〆のご飯は、季節で色々変わるそう。秋だけでも松茸だったり栗だったり。


茸もたくさん入っていて、おこげもちゃんとあって。
秋刀魚もふっくらとしていて、美味しかった。

<甘味>
柿釜盛り 柿ミルク羹 ピオーネ 柿 洋梨コンポート 幸水
普段、柿ってあまり好んで食べないのだけど、この柿はとても美味しかった。
歯ごたえしかり、とっても甘くて。
柿のソースもお洒落。
今回は、美山という12000円のコースだったのだけど、
とてもCPが良いと感じたわ。
12000円以上の感動のお料理と、サービスを受けることが出来たと思います。
大切な人とのお食事に、ここなら失敗無し。
今度は両親を連れて行きたいな。

秋の味覚をたっぷりと堪能し、幸せな夜でした。
ご馳走様でした!!
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やはり秋も深まってくると和食と日本酒に、心が揺れます。
今年8月にOPENしたばかりの京橋の和食店 瓢喜 香水亭に行ってきました。

わたしは京浜急行を利用しているので、宝町で下車、駅から3分。
銀座線の京橋駅からは徒歩1分。
画廊が並ぶ通りにシルバーの大きな扉。
一瞬、わたし場違いかも!? なんて恐縮してしまうほど重厚な感じ。
お出迎えの和服の女性が、お部屋に案内してくれました。
全室個室で、わたし達が通していただいたお部屋も、広くてびっくり。

お隣のお部屋の声も聞こえない感じなので接待にはベストなお店ね。

最初の生ビール。デシャップからお部屋の扉を開けて運んで来ている筈なのに
全く泡が減っていない。 これってちょっとした感動。
そして最初のお料理は、料理長の挨拶と説明があり、出だしから期待に胸が躍ります。

<八寸>
松茸近江牛巻き 蟹菊花浸し
胡桃豆腐 絹かつぎ 公孫樹丸十
銀杏 鮑 松葉
石垣零余子 車海老芝煮
なんと美しい。 このお皿一枚に、秋の味覚がぎっしりと。

取り分けて頂きました。
何から食べるか迷ってしまう。
京都のお店らしく、お出汁がとても上品な味で、お浸しにしても
炊いた海老にしても、素材の味が最大限に出されていてとても美味しい。
松茸に近江牛を巻いちゃうなんて贅沢な食べ方、初めて。
松茸も香りよく、歯ごたえもしっかりとあって思わず天を仰いでしまうほど。

日本酒はわたしの好きな黒龍酒造のものが多く揃っていて
これまた心が躍る。
最初は、黒龍酒造の『いっちょらい』を頂きました。
器がとってもお洒落!!
下に氷の入った器、その上にガラスのお猪口。

<温物>清汁仕立て
蟹安平 鯛湯葉巻き 鮑茸 大根 人参 芽蕪 柚子
こんなに小さな蕪、初めて見たわ!! こんなに小さくてもしっかり蕪の味。
蟹安平のふんわりとした食感と、上品に仕上がった鯛、
本当に鮑みたいな歯ごたえの鮑茸、ひとつひとつがしっかりと完成されたお料理でした。

<造り>
金目鯛昆布〆 戻り鰹 水蛸湯引き


金目鯛は煎り酒で。鰹と水蛸は土佐醤油で頂きました。
金目鯛は昆布〆にしてあるので、しっかりとした歯ごたえで、煎り酒でさっぱり。
戻り鰹は良い具合に脂がのっていてねっとりと美味しい。
水蛸は瑞々しく甘味があって、丁度頼んでいたお酒にぴったりでした。

次はお酒を竹酒に。
キンキンに竹の器が冷やされていて、中のお酒も冷えていて美味しい。
ほんのり竹の香りが移ったお酒はすっきりとした辛口。
どんなお料理にも合わせやすい味。
お料理はメインの蒸ししゃぶ。
仲居さんが運んで来た、特注で作ったというせいろ蒸し鍋を覗いて思わず歓声!!

綺麗~!!お花畑みたいっ
デートならば、花束貰うよりも嬉しいかも!?
この蒸ししゃぶ、わたしはこんな風に頂くのは初めて。
<蒸ししゃぶ>
白金豚 肩ロース ロース
季節京野菜
白菜 キャベツ 九条葱 水菜 紅芯大根 芯取菜
えのき 椎茸 黄菊 京菊菜

最初は肩ロース。
美しく、さしの入った白金豚。
これを仲居さんが、野菜のお花畑に並べてくれます。

蓋をして、丁度蒸しあがったタイミングで、再び仲居さんが登場。
取り分けてくれます。

お肉でたっぷりの野菜を巻いてくれてます。
それをお店のこだわりのお出汁で頂くのだけど、これが最高に美味しい!!

歯ごたえがいい具合に残った京野菜は甘味があり、
上品な脂の白金豚は柔らかくて、これはいくらでも食べられそう!!

次はロース。

肩ロースよりもしっかりと豚肉の味が感じられるお肉。
普通のしゃぶしゃぶは、お肉の脂がお鍋に流れてしまうけど、
この蒸ししゃぶは、野菜がしっかりと脂を吸ってくれていて
豚の旨味をしっかりと味わえて、とても贅沢な気分。


お酒もの器もあっという間に空に。
黒龍の『なごり』 これを呑むのは初めて。
すっきりとした飲み口で呑み飽きない。

<箸休め>
河豚しずり酢和え
しずり、とは雪のようなこの大根おろしのことだと思うのだけど
酸味が柔らかいお酢和えで、前のしゃぶしゃぶからさっぱりとリセット。

次のお酒は黒龍の純米吟醸
どの器も、「わぁ 綺麗!!」 そう言ってしまうものばかり。
こういう演出っておもてなしの心よね。
仲居さんの立ち居振る舞いも、接客もとてもよく、
食事の間中「あ、今来て欲しいな」って思う前に、お酒のお替りを聞きに来てくれたり
お料理を運んでくれたりと、本当に至れり尽くせりで文句の付けようが無い。
わたしも昔、仲居の経験があるけれど、その頃のわたしとでは雲泥の差だわ。
仲居さんの存在で、更にお料理やお酒が美味しくなるって言っても過言じゃない。
ホントにいい気分だった。
そして〆の食事でまた感激。

<食事>
秋刀魚 茸炊き込みご飯 赤出汁 香の物
ずっと食べたかった秋刀魚ご飯!!
秋刀魚が終わっちゃう前に食べられて良かった。
〆のご飯は、季節で色々変わるそう。秋だけでも松茸だったり栗だったり。


茸もたくさん入っていて、おこげもちゃんとあって。
秋刀魚もふっくらとしていて、美味しかった。

<甘味>
柿釜盛り 柿ミルク羹 ピオーネ 柿 洋梨コンポート 幸水
普段、柿ってあまり好んで食べないのだけど、この柿はとても美味しかった。
歯ごたえしかり、とっても甘くて。
柿のソースもお洒落。
今回は、美山という12000円のコースだったのだけど、
とてもCPが良いと感じたわ。
12000円以上の感動のお料理と、サービスを受けることが出来たと思います。
大切な人とのお食事に、ここなら失敗無し。
今度は両親を連れて行きたいな。

秋の味覚をたっぷりと堪能し、幸せな夜でした。
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瓢喜 香水亭 京橋店 (懐石・会席料理 / 京橋駅、宝町駅、銀座一丁目駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ