fc2ブログ

2012-10-23

父とラーメン~佐野金~@横浜 上大岡

先日、父親が定年で、長年のお勤めが終わった。



父は学校を卒業して、新卒で入った会社を定年まで続けたのだから



凄いと思う。



既に会社どころか職業まで数回変えてるわたしには頭が下がる想いだ。



そして正直言って、わたしの父は結構なイケメンで、



子供の頃は近所のおばちゃん達に「羨ましいわぁ~」と



いつも言われていたし



母は特に美人ではないけど無類のイケメン好きで(ここがわたしに遺伝してる)



「パパのどこを好きになったの?」と聞くと



「ハンサムだから」いつもそう言ってた。



「大学の中でパパが一番ハンサムだったのよ。」と。



そんなイケメンな父だけど、思春期の頃のわたしは父が大嫌いだった。



何せ頑固で、カミナリ親父。



目を合わせたら怒られると思うから、父の顔を見ないように



家の中でも父と導線を変えて生活をしていた。



うちは三人姉妹で、男は父だけなのに、夏場はパンツ一丁で



食卓に座ってるのが嫌だったし、彼氏からの電話を父がとってしまった時なんて



「うちにはそんなヤツはいない!!」と言って



わたしの目の前で電話切ってしまうのがとてもうざったく



顔も見たくないと思っていた頃だった。



でも、母はいつも父を尊敬の眼差しで見ていて



「パパはね、毎日毎日朝早く起きて会社に行くけど



一度も愚痴を言ったこともないし、会社を休んだこともないのよ」



そう言ってた。



確かに、わたしの知る父は愚痴どころか、家では仕事や会社の話は



一切しなかったので、わたしは小学校卒業するくらいまで



父が何をしてるか知らなかったくらいだ。



それに会社を休んだのなんて、一度だけ家族全員がおたふく風邪にかかり



伝染病だからと休んだ1回しか知らない。



思春期のわたしは色んなことに反発したかったので



ほとんど父とは口をきかない時期があった。



その頃、わたしは夜遅くまでアルバイトをしていて、



終バスを待っていたら、そこに父が偶然並んだ。



「うげっ パパだ。最悪」 そう思ったら、父が近付いてきて



「おい。ラーメン喰うか」そう言ってずんずん前を歩いて行くので



仕方なく後をついて行くしかなかった。



逃げようものなら首根っこつかまれて連れていかれるかと思ったから。



その時行った、ラーメン屋さん。思わず懐かしくて入ってしまった。



DSC01564.jpg
上大岡にある『佐野金』




店内は当時とたぶん変わっていない。



DSC01560.jpg


そう。ここで初めて父と2人で向かいあってビールを呑んだんだっけ。



たぶん20歳を過ぎたばかりだっただろう。



「ビール呑むか」の問いかけに黙ってると父はわたしの目の前に



ビールのグラスを置いた。



別にビールを呑みたかった訳じゃないから、無理やり喉に流しこみ



早くこの苦痛な時間が過ぎてくれますように。そう願っていた。



父はわたしに何が食べたいか聞くでもなく、餃子とビールを頼み



煙草を口に咥えた。



「あれ?パパ煙草吸うの?」 父が家で煙草を吸ったのを見たことなかったので



わたしはびっくりして聞いた。



「酒呑むと吸いたくなるんだよ」と煙に目を細めた。



意外だった。



DSC01561.jpg

餃子は結構サイズが大きく、夜中に食べるにはふさわしくないけど



皮はもっちりして、なかなか美味しい。



でもわたしは「ママが作る餃子のほうが美味しいよね」



そう父に小さい声で言ってみた。



父は「お前は子供の頃、初めてファミレスに連れてった時も



ママのハンバーグの方が美味しいってヘソ曲げて食べなかったんだよな」



そんなこと覚えてるんだ。また驚いた。



DSC01563.jpg
醤油味のラーメンは、味はとっても普通だけど



そういえば、子供の頃に家族で海に行った時に食べたラーメンの味に



よく似てるな。と思った。



子供の頃、父はいつも忙しそうだったけど、



夏休みには必ず家族で海に連れてってくれた。


DSC01562.jpg
父がいつ頼んだのか『半炒飯』は



卵の量が多くて、わたしの好きな味。



父はぼそりと「お前が男だったらなぁ。こうやって一緒に酒が呑めるのに」



そう言ってグラスに残ったビールを呑みほした。



それから黙って、終バスに乗って家に帰ると



母は「一緒だったの?」と目を丸くした。



それからだ。わたしが父と2人でよく晩酌をするようになったのは。



家でも2人でビールを呑み、時々は外で呑む。



相変わらず父は仕事の話はしないけど、



わたしの仕事の話は聞いてくれた。



それからわたしの子供の頃の話をよくしてくれる。



でも、わたしの彼氏の話だけは、話そうとしても絶対に聞かず、



それは今でも変わらない。



母は「パパは今だにあんたにはお嫁に行って欲しくないって



思ってるのよね。それじゃ困るのに。」



そう言って母はもういくつめかの『縁結びのお守り』を



父に見えないようにわたしに渡す。



今、わたしの尊敬する人はベートーベンでも織田信長でもない。



「わたしの尊敬する人は父です」



わたしがなかなか結婚出来ないのは、



たんなるファザコンなのか。



そうではないと思うけれど、父が定年退職と聞くと



わたしもいつまでも甘ったれの子供ではいられない。



久々の佐野金は、そんなことを思わせた。



今度はここに、また父と一緒に行ってみよう。



絶妙なあっさり味◆新発売◆名古屋コーチン ら~めん4食入り5名様!

長期モニター募集!!【Paul Penders】シャンプー&Lコンディショナー

くちびるに、オリーヴオイルの潤い~♪ リップクリーム モニター10名様募集

横浜鶴屋町「ハマ横丁」


食べログ グルメブログランキング








risu.gif


b_04.gif



佐野金中華料理 / 上大岡駅港南中央駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3



テーマ : 横浜&川崎周辺のグルメ
ジャンル : グルメ

Translation(自動翻訳) 横型エキサイト版
プロフィール

ちまき

Author:ちまき
性別 :女性

現住所:横浜

誕生日:6月15日(ふたご座)

血液型:AB型

職業:ヒミツ

特技:飲酒

趣味:居酒屋巡り・マラソン・筋トレ
   ゴルフ 釣り
   登山・カメラ・商店街巡り

座右の銘:自由奔放

出没場所:横浜 特に野毛の居酒屋
     時々都内。
     美味しいものがあるところ
     
世界中の美味しいものを全て食す!!
それがわたしの夢。

日々のノンベエ日記。

コメント頂けると張り切ります。
(承認制です)
ヒミツのお話はこちらまで。
nahochimaki@hotmail.com

最新記事
Amazon
楽天
最新コメント
トラックバック
カテゴリ
トレンダーズ
女性向けイベントやブログモニターならトレンダーズ
ブログ村
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード