ちまきVSおかあさん～福竹～@蓮沼

日本一うるさいおかあさんがいました。



東急池上線　蓮沼駅近くの有名お好み焼き屋さん



「福竹」のおかあさん。







予約をとってもらって他の人のブログなどを見ると



こりゃ、大変。ものすごーく癖のあるおかあさんがいるらしい。



テレビや雑誌でも有名なおかあさんだとか。



まず、お店お勧めの福竹天ダブルを頼む。






そしたらおかあさんがやってきた。



「うち、はじめての人。」



わたしたちのテーブルは予約をとってくれたD氏以外は



みんなお初。



「はーい」と元気に手をあげると、「あらそう」と一瞥。











ここからがおかあさんのワンマンショー



お好み焼きのうんちくから、福竹のお好み焼きが



他の店とどう違うか、をしゃべる、しゃべる。



そして、「あんたお好み焼きはお腹がいっぱいになるって



思ってるでしょ。胃がもたれるって！！」



ってわたしに問いかける。思わず「はい・・・」と言うと



「そんなのお好み焼きってい・わ・な・い・の！！」



へぇ・・・。







福竹のお好み焼きは小麦粉をほとんど使ってないそうで。



この写真の黄色いはみ出た部分、なんだと思う？



とまた聞かれた。「たまご」と答えると



「はぁっ！？あんたたまごそんなにたくさん入ってた！？」



また怒られた・・・。「これはね、出汁なの、出汁。」



へぇ・・・。






すごーく時間をかけて焼くお好み焼きなので



おかあさんその間ずっとこの調子で喋るのよ。



わたしもだんだんスイッチ入ってきちゃって。



おかあさんとのバトルロワイヤル。



まぁ、ああ言えばこういう。







わたしも負けない。



でも、このお好み焼きはすごい。今までわたしが食べてきた



お好み焼きとは別のもの。めちゃくちゃ美味しい！！







お好み焼きの横で砂肝を焼いてもらったんだけど、



砂肝の色が綺麗だと発言したら、



「あんたが食べてる砂肝は、新鮮じゃな・い・のっ！！」とまた一蹴







じっくりと焼きあげるはんぺんも、なぜこんなにふわふわなのかを



熱弁。このあたり、わたしの耳は右から左に筒抜けてて







質問に適当に答えると「あんたわたしの話聞いてるの！？」と



怒られた。



しかし、このはんぺんもほっぺたが落ちるほど美味しい。




「ホタテ」






食べ方も決まっていて、紫蘇を巻けとか



ワサビをつけろ、とかいちいちうるさい。



でもその通りに食べると、やはり美味しい。




「甲イカ」



このイカもびっくりするくら柔らかい。







おかあさんお勧めの、焼酎抹茶割りもまたイケるし。



とにかく、おかあさんが喋り続けるから



わたしたちがみんなで喋る時間なんてほぼ無い。



おかあさんが他のテーブルに行ったときだけ。



でもいなくなると、ちょっと「早く戻ってこないかな」って



思ってしまうすっかりドМになっちゃってるの。








「トントロ」



お好み焼きはじめ、他の焼き物も



味付けから食べるタイミングまで、みんなおかあさんの言いなり。



だからお腹いっぱいとか言える雰囲気じゃないのよ。











焼きそばも２つを４人で平らげて、もうホントに満腹。



家までの道のり、ずーっと胃をさすりながら帰ることに。



おかあさんがうちのお好み焼きはお腹にたまらないから



多分０時頃にお腹がすくわよ。と言ってたのを信じてたんだけど。



朝起きてもお腹がいっぱいだったわ・・・。



翌日は断食しました。



ほんとにものすごく癖のあるおかあさんだけど



わたしは嫌いじゃない。



美味しいお好み焼きと、お母さんのトーク。



このセット、ちょっと癖になりそう。



また行きたいわ。




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